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傘はある

健康で文化的な愛にあふれた生活

晴れ女と雨女

誰かとどこかに出かけるときは笑っちゃうぐらい素晴らしい天気に恵まれる生粋の晴れ女のわたしだけれど、仕事が休みで予定が何もない日は必ずと言っていいほど雨が降る。
これはどこにも行かず家にこもってやるべきことをやれということだな。
そうだよな、部屋は荒れ放題だし会社の書類は出してないし諸々の手続きも放置しっぱなしだし。
よし、やってやろうじゃないか。

地元の友達に生粋の雨女がいる。
かれこれ10年ぐらいの付き合いになる子で、ものすごくやさしくて気遣い屋さんで努力を怠らない真面目な性格なのに、いかんせんついてない。

仲の良い友人たちと久しぶりにごはんでも行こうかとみんなで集まったときは、楽しみにし過ぎて胃がぶっ壊れているもしくは口内炎複数できていて毎回満足に食事が取れない。
仕事をめちゃくちゃ頑張って認められ、めでたく独り立ちしたその日に営業車が謎のエンジントラブルで動かなくなりレッカー移動。
おばあさんに道を聞かれて親切心で案内していたら手を滑らせて買ったばかりのiPhone6sを落とし画面が粉々。
かわいそう、かわいそうすぎる。
でもわたしは彼女のそういうところが心の底から好きだ。

3年前に一緒に東京ディズニーランドに行ったときは大雨だったし、その子は急性胃腸炎にかかって下痢と嘔吐が止まらず翌朝病院で点滴を打ってもらっていた。
その子が当時遠距離恋愛をしていた彼氏に会うため東京に行ったときももちろん連日大雨だったことは言うまでもなく、行きたかったお店は臨時休業日、浅草の浅草寺は改装中で雷門の絵が描かれたポスターがぶら下がっていただけで本物は見れなかったという。
大学時代の友達と仙台へ旅行に行ったときも大雨で鬼怒川が氾濫、知らないババアとタクシーの相乗りを強いられた挙句、予定を変更して行った観光地では蜂に刺されたらしい。
ついてない、ついてなさすぎる。
「旅先で蜂に刺されるとかそんなんある??!?」と聞いたら「いや!でも!そこまでわたしも不運なわけじゃなくて!刺されたのはスズメバチじゃなくてミツバチだったんだよね!針が残ってたし!」とわけのわからない弁解を必死にしてきた。
ああもう、愛おしさが半端ない。

昨日、わたしの彼氏がその子にLINEをしたら「今母と台湾旅行中なんですけど、こっちはずっと大雨でーす!」と返事が来たらしい。
ねぇ、薄々感じてたけど、もしかして旅行に向いてないんじゃないの。